【法律学習応援ブログ】短答問題に挑戦!
2019-10-23

刑法⑤ 第1問

甲は,架空人である乙名義でX銀行Y支店に預金口座を開設しようと企て,乙に成り済まして預金口座を開設し,乙名義の預金通帳の交付を受けた。預金通帳は口座開設に伴って発行される証書にすぎないので,甲に詐欺罪は成立しない。

刑法⑤ 第2問

委託を受けている金銭を後日返還する意思をもって費消した場合には,横領罪は成立しない。

刑法⑤ 第3問

自己の所有する物には,横領罪は成立する余地はない。

刑法⑤ 第4問

背任罪の構成要件である「自己若しくは第三者の利益を図…る目的」の「利益」とは,経済的利益のことをいい,社会的地位や信用等の身分上の利益を含まない。

刑法⑤ 第5問

電機販売店の店員甲は,同店の支配人乙が横領したカラーテレビを善意無過失の丙に売却したのを知り,丙から買い受け使用した。この場合,甲には盗品等有償譲受け罪は成立しない。

刑法⑤ 第6問

盗品の有償処分あっせんに際し,その情を知らない買主から代金を受け取ったとしても,盗品等有償処分あっせん罪の他に詐欺罪は成立しない。

刑法⑤ 第7問

甲は,乙が飲んでいる高級ウイスキーのグラスに隙を見てたばこの吸いがらを入れた。甲には器物損壊罪が成立する。

刑法⑤ 第8問

非現住建造物を焼損する意思で,その手段として隣接する現住建造物に放火し非現住建造物に燃え移らせていずれも焼損した。現住建造物放火罪と非現住建造物放火罪の牽連犯である。

刑法⑤ 第9問

甲は誰もいるはずがないと思って,空家に放火したが,たまたま,その中で寝ていた浮浪者が直ちに消火したので,畳1枚を焼いただけに止まった。甲には非現住建造物等放火未遂罪が成立する。

刑法⑤ 第10問

繁華街の路上に駐車していた自己所有の自動車を焼損するつもりで放火したところ,飛び火して他人の居住する家屋を全焼させたときは,延焼罪が成立する。